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精密金型の品質向上VE事例

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二次電池用ラミネート成形方法

VE事例
精密金型の品質向上VE事例

二次電池用ラミネート成形方法について

Before(改善前)

改善前イメージ

フィルムなどのラミネート材(薄材)を成形金型にて加工(絞り・張出)する場合、通常ダイとしわ押えにて材料を挟み込みパンチがダイの中へ入り込むことによって材料が成形されます。その際、ダイの中に入り込んだ成形部品を払い出すためにノックアウト機構が用いられます。しかしラミネート材のように薄くやわらかい材料(腰の弱い材料)はパンチが抜けると同時にノックアウトが成形部品を払い出すように押すため成形部品がつぶれてしまう現象が発生してしまいます。

After(改善後)

改善後イメージ

フィルムなどのラミネート材のように薄くやわらかい材料(腰の弱い材料)を成形した場合、通常のノックアウト機構では成形部品を潰してしまうことから、ノックアウトの駆動方式をスプリングからエアーシリンダへ変更を行いました。スプリングをエアーシリンダーに変更することで、払い出すタイミングも上型が上昇してからノックアウトすることにより成形部品のつぶれを解消することが出来ます。

Point(要約)

ラミネート材(薄材)を成形金型にて加工(絞り・張出)する場合、通常のノックアウト機構では成形部品を潰してしまうことから、ノックアウト機構を改善し、駆動方式をスプリングからエアーシリンダへ変更、払い出すタイミングも上型が上昇してからノックアウトすることにより成形部品のつぶれを解消することが出来ます。

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