精密金型の品質向上VE事例
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精密金型の品質向上VE事例
モールド金型において、フレームをガイドにセットする際に、温められたガイドの熱をフレームに伝達させ、その熱で熱膨張を引き起こしガイドにセットします。ただし、上図のようにフレームのA/B部で表面積が異なる場合、熱の伝達のしやすさの違いで膨張スピードが異なります。そのため、モールド金型のフレームガイド機構部でフレームの噛み込みが多発していました。
B側のフレームの面積が小さい為 加熱による伸びの進行が遅く金型が閉まるまでに伸びきらない事が判明したのでB側のガイドに面取りを施しました。ガイドしながらも 伸びる時間差をカバーできる量の評価を実施し最適値を求め面取りを行うことで、噛み込みを防ぐことができます。噛み込みを防ぐことで、モールド金型によって成形される製品の品質不良・ラインの停止を防ぎます。
上記のような設計のモールド金型は高精度になるとクリアランスが厳しくなるが、材料によっては更に厳しくなります。材料特性をふまえて評価を実施して、設計段階で熱膨張も加味して設計をすることで、厳しいクリアランスを満たすことができます。
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