派生品種の金型分割によるコスト低減

VE事例: 精密金型のコストダウンVE事例

派生品種の金型分割によるコスト低減について

Before（改善前）

量産にて製作するプレス部品は、一般的に製品毎に専用のプレス金型にて生産を行っています。そのため、製品毎に個別の金型が必要で、品種切替時には金型交換なども必要となります。また、プレス金型費用削減のため、金型の部品交換により品種切替を行う場合もありますが、その都度プレスマシンから金型の載せ降しが必要となり、生産効率が悪化し、また、型部品の入替によりプレス加工品の品質が不安定になる場合があります。

After（改善後）

プレス加工品の共通仕様部のプレス金型を作成し、個別仕様のプレス金型は別々とする設計に変更することでプレス金型のコンパクト化、トータル金型コストダウンを行うことができます。類似形状の派生品種が複数あるプレス製品の場合には、その共通仕様部分と個別仕様部分の金型を各々製作します。個別仕様のプレス金型は、共通仕様部が不要となるため、従来に比べてコンパクトなプレス金型とすることが可能となります。

Point（要約）

類似した複数の製品の共通した部分と異なる部分で2台の金型を製作することで、派生品種は異なる部分の金型のみを製作し金型費を抑制することができます。プレス金型のコストを抑えることでイニシャルコストを下げることが可能となります。

「精密金型のコストダウンVE事例」の事例　一覧

　「精密プレス加工.com」は高精度な薄板精密プレスの加工・製作に関して、多数の実績を持っています。精密プレス加工品を製作する中で、実際にお客様へ提案した精密プレス加工品の品質向上VE事例を紹介いたします。

精密プレス加工.comによる「VE技術提案」の分類　一覧

　精密プレス加工.comの技術提案事例を6つに分類しています。「精密プレス加工品のコストダウンVE事例」「精密プレス加工品の品質向上VE事例」「精密プレス加工品のその他 VE事例」「精密金型のコストダウンVE事例」「精密金型の品質向上VE事例」「精密金型のその他 VE事例」からVE技術提案事例をご確認できます。